ゆとさと世代の夢追い物語~20代からはじめる資産形成~

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GAFAの強さがわかる?!新時代の「リカーリングモデル」

おはようございます!ゆとさと(@yutosato23)です。

 コロナに加えて豪雨と大変な年となっていますが、ようやく梅雨明けでしょうか?

 ステイホームが続いて暇すぎて(ボクにしては珍しく)読書したので、今回はその本をご紹介いたします!もうすでに読まれた方もいるかもしれませんが、特にTwitterのフォロワーさんには理解しやすく面白い本だと思います。

GAFAの強さがわかる?!新時代の「リカーリングモデル」

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「つながり」の創りかた― 新時代の収益化戦略 リカーリングモデル

 今回読んだ本は『「つながり」の創りかた― 新時代の収益化戦略 リカーリングモデル』です。この本は、ビジネスモデルやマネタイズを専門とする川上昌直さんによる、勝ち残るためのビジネスモデル「リカーリングモデル」の構築に向けた説明書となっています。いま話題の"サブスクリプション"も「リカーリング」というビジネスモデルの一種です。

 「リカーリング(レベニュー)」とは、収益が繰り返し発生することを指し、定額制のサブスクリプションだけでなく、シェーバーやプリンターのビジネスモデルも「リカーリングモデル」に含まれます。

 つまり、今までになかった斬新なビジネスモデルではないのです。ただ、ちょっとした工夫と多大な企業努力によって、安定した高収益を実現できる可能性があり、大きな注目を集めています。

 本書には、「GAFAGoogleAppleFacebookAmazon)」や「MicrosoftAdobeSalesforce.com」といったお馴染みの米国企業が登場し、投資家(特に米国株投資家)にとっては親しみやすい内容となっています。

要約

 物質的な豊かさの実現に伴い「所有から利用へ」といった価値観の変化により、従来の「売り切り型」のビジネスを行ってきた企業は、大きな変革を迫られつつある。

 リカーリングモデル、とりわけサブスクリプションは、一定の収益が発生し続ける。そうした魅力が多くの企業を引きつけ、新たな定額制の商品が生まれている。

 しかし、売り切り型ビジネスからリカーリングモデルへの移行を、単なる「課金方法の変更」と捉えてはいけない。従来から存在してきた「リース」より「サブスクリプション」は「ユーザー優位」であり、ユーザーはいつでも解約やプランの変更ができ、企業がユーザーを拘束する力は弱い。だからこそ、ユーザーにとって魅力的なサービスなのだ。

 たとえば、クラウド化された会計ソフトであれば、いつでも最新版をお手軽な価格で利用できるため、パッケージを購入するよりメリットが大きい。そのため「マネーフォワード(3994)」や「フリー(4478)」といった企業は市場からも高い評価を得ている。

 ただし、リカーリングモデルは企業にとって良い点ばかりではない。「サブスクリプション」は定額制であるがゆえに...

 

 これ以上書いてしまうと、著作権や翻案権に触れそうなので止めておきます。。個人的なメモとして、あと1000字くらい書いたので残念ですが…(泣)

 興味を持たれた方は、ぜひ実際に本を手にとって読んでみてください!!

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感想

 かつてはモノづくり大国であったが、アメリカに大きな遅れをとり、中国にも抜かれた日本。改良することは得意だが、革新的なプラットフォームの構築やソフト・サービスに弱いと言われる日本。

 その要因の一つが、「モノ」ばかり見て「ユーザー」を見ていなかった「つながりの無さ・弱さ」だと、この本を読んでスッキリ晴れやかな気分になりました。(それじゃダメなんですが…笑)

 例えば、業績・株価ともに好調なAppleSONYWALKMANiPodで抜き去り、携帯と音楽プレーヤーを合わせたiPhoneによって、不動の地位・ブランドを築いています。単に高性能な端末を販売しているわけではなく、スタイリッシュなデザインや使いやすさ、保証サービスの良さなどが「メンバーシップ」として機能しています。また、Apple Musicなどのサブスク型ビジネスをいち早く導入しています。いい意味でメーカーらしくない、サービス企業です。

 一方、日本のメーカーは製品の高機能化に囚われ、売り切り型ビジネスからの脱却は進んでいません。もちろん、BtoBの交換や保守など一部のビジネスでは行われていると思いますが、全体的に見れば米中に劣っていると言えます。

 もちろん、リカーリングモデルが最も効果を発揮するのは、変動費が比較的少ないIT企業であるのは間違いないでしょう。利用者の増加に伴って費用が発生してしまう製造業や飲食業では、はるかに難易度が高いと思われます。

 ただ、トヨタ自動車が「サービス企業」への変革を宣言したように、「所有から利用へ」という時代の流れに抗えないのもまた事実です。

 そうした中で、まずは今まで関係性を持ってこなかった「販売→買い替えor修理」までの空白期間に目を向け、タッチポイント・課金ポイントを見つめ直してはという提言は効果的だと思いました。

 ただ、人の力だけで、全ての利用者とより多くの接点を持ち、満足してもらえる対応をするにはコストがかかりすぎて不可能です。しかし、テクノロジー(インターネットであり、これからはAI)を活用することで、利用者が求めるサービスをより広く提供することも可能になるでしょう。最近では、LINEのチャット機能を用いて問合せ対応をしている企業も増えてますよね。人とテクノロジーを上手く使い分けできれば、昔よりもメンバーシップを提供できる可能性は広がっているのではないでしょうか。

 

 こうしてみると、ますますハイテク企業が成長していく気がしてきます(笑) サブスクリプションの中で「SaaS(Software as a Service)」が圧倒的に有利ですよね。開発費や固定費は規模に比例するわけではなく、利用者増に伴う追加費用は原価や輸送費がかからないので無し(あるいは僅か)。売上増が利益増に直結するのだから、赤字のSaaS企業でも高く評価されているのは納得です。

 

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NYダウとNASDAQのチャート(直近1年間)

 NASDAQが好調でNYダウが冴えないアフターコロナの米国市場。

 やはりオールドエコノミーではなくハイテクの時代なのか?それとも、ハイテクはバブルで割安なオールドエコノミーを仕込んでおくべきなのか?

 現在の事象から将来を読み解く上でのヒントが得られる、『「つながり」の創りかた― 新時代の収益化戦略 リカーリングモデル』はそんな本でした。

 もちろん、日本のモノづくりを支えるメーカーの復活には期待していますし、リカーリングモデルが全てではないと思います。ただ、売り切り型ビジネスにしても、モノではなくユーザーと向き合って、価値を継続的に提供していくことが以前より求められていると思います。企業とユーザーの互恵関係により、日本が再び明るい未来を切り開いていけることを期待しております!