ゆとさと世代の夢追い物語~20代からはじめる資産形成~

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【決算発表】Zホールディングス(ヤフー・LINE)

 こんばんは!ゆとさと(@yutosato23)です。

  今日から連休がスタート!ですが、緊急事態宣言でどこにも行けないので、決算資料や本を読んで過ごそうと思います。

 

【決算発表】Zホールディングス(ヤフー・LINE)

 いよいよ21年3月期(20年度)の決算発表シーズン到来です!

 SoftBank銘柄に投資するボクにとって、まず最初に来る注目の決算発表は「Zホールディングス」です。ZOZOなどは保有していないので、いつも「ZHD→SBKK→SBG」の3点セットです(笑)

 Zホールディングスの決算資料や決算発表音声は、以下で閲覧・視聴することができます。

www.z-holdings.co.jp

 

 

①2020年度の通期連結業績

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2020年度の通期連結業績

 2020年度の通期連結業績は、2年連続の2桁成長となっています。売上収益は+15.5%の1.2兆円、営業利益は+6.5%の1,621億円です。

 コロナ禍による巣ごもり需要を受けて、Yahoo!ショッピングやPayPayモール、ZOZOTOWNといったEC事業の成長が大きく、Zホールディングスを牽引しています。また、広告や金融事業も堅調に推移しております。

 ただし、以前からの宣言通り「超PayPay祭」など、ECやPayPayへの積極的な投資により、当初のガイダンスに近い数字で着地しています。

 個人的にはサプライズもなく、予想どおりといった印象です。Zホールディングスは、ECやPayPayで圧倒的ナンバーワンを目指している成長途上の会社であり、収穫期はまだ先だと思っているからです。

 PayPayを中心とする経済圏の発展を、恩恵を受けながら株主として応援していきたいと思います!

 

②コマース事業

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コマース事業

 ヤフーを中心とするコマース事業は、ショッピング事業が前年比で1.5倍近く成長しています。また、リユース事業もPayPayフリマのテコ入れにより、再成長しています。

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「超PayPay祭」の実績

 ボクも踊って楽しんだ「超PayPay祭」は、約半年前の前回に比べて取扱高は1.5倍以上に拡大しています。街中で「ペイペイッ!」という音を聞く機会が増えていますし、ユーザー数の順調な伸びを感じることができます。

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Yahoo!ショッピング」「PayPayモール」の状況

 今回、一番印象的だったのが「インハウス決済比率」の伸びです。

 「インハウス決済比率」とは、「Yahoo!Japanカード」や「PayPay」といった自社決済手段による決済比率だそうです。「Yahoo!ショッピング」や「PayPayモール」を利用する10人のうち約7人は、PayPay等を利用していることになります。

 期間限定のキャンペーンを開催していたこともあり、ECサイトでPayPayを使わない選択肢はなかったとはいえ、過去最高水準は素晴らしいです。

 コロナに振り回された2020年度ですが、「SoftBank・PayPay経済圏」が「楽天経済圏」を超えて圧倒的ナンバーワンになる物語りのはじまりの年であった、と数年後に言えたらいいなと思います!

 

③決済・金融事業

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決済・金融事業

 PayPayの決済回数や加盟店数、クレジットカード取扱高や銀行の預金残高など、いずれも右肩上がりとなっています。PayPayの決済回数は、通期で「20億回」となり交通系ICカードに匹敵する規模に成長しているそうです。

 予想外だったのは「シナリオ金融」の一例である「あんしん修理保険」の契約件数の多さ・付保率の高さです。高額な家電等を購入する際に、保険に加入した人が多かったのかなと思いますがビックリです。

 

④メディア事業

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メディア事業

 メディア事業である広告関連売上収益は、コロナ禍でも堅調な推移を続けています。

 航空・旅行業界をはじめとする広告主がコロナによる大打撃を受け、年度首は影響が心配されていました。しかし、結果的には通販をはじめとするデジタルシフトにより、ネット広告は好調を維持。子会社のバリューコマースは、過去最高益を更新中です。

 

⑤LINE

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LINE連結業績

 3月に経営統合したLINEの連結業績も、戦略事業の赤字縮小により改善傾向にあります。2021年度に統合を進め、本格的にシナジーを生むのは2022年度以降になるかと思いますが、楽しみにしています。

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LINEについて

 LINE騒動については、冒頭で触れられています。個人的には「総務省・NTT」問題の火消しに使われた印象を持っていますが、同じく大きな問題にはならなそうですね!

⑥中長期的な展望

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事業・サービスの成長方針

 今後の成長方針は、以前から言われているとおりですね。

 「メディア・コマース・戦略事業」の3つに注力し、圧倒的な顧客基盤をもとに「データ・AI」を活用し、大胆な戦略投資によって飛躍的な事業成長の実現を目指すそうです。

 通信のソフトバンクKKと同じく、ソフトバンクGの出資先との協業にも期待しています。

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2023年度の中期目標

 2023年度の中期目標に関しては、やはり多くの意見が寄せられたのでしょう。「目標が低すぎるのでは?」との声もあるが、積極的な投資を行って将来の利益基盤を構築していくそうです。

 

⑦2021年度の通期ガイダンス

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2021年度の通期ガイダンス

 2021年度はコロナやLINE統合の影響が不透明な点もあるため、幅のある数字になっています。売上収益は対前年度比+30%弱の1.55兆円前後、調整後EBITDAは+5%前後の3,100億円前後と発表されました。

 ソフトバンクグループ(SBG)・ソフトバンク(SBKK)・Zホールディングス(ZHD)の「SoftBank三世代投資家」として、最も悩ましいのが投資資金の配分比率です!(笑)

 ボラティリティが高く、ユニコーン企業の成長による株主価値向上に伴うキャピタルゲインが狙えるSBG。ボラティリティが低く、高配当なSBKK。PayPayやECなど、経済圏の発展による恩恵を最も受ける可能性の高いZHD。

 シンプルに考えれば、収益が集まってくる親を押さえておけばOK!なのですが、グループ外に流出する収益が結構大きいんですよね…。

 現在は、ZHDの44.06%の50%(ZHDの22.03%)がSBKKの持ち分になり、SBKKの40%がSBGの持ち分になります。 SBGが保有するSBKK株の一部売却を行い、ZHDとLINEが統合した結果、SBGとZHDの資本関係は弱くなっていると言えます。(ZHDの10%弱。厳密には配当による還元割合の違い等もあると思いますが…)

 ZOZOやバリューコマース、SREホールディングス等の有望な子会社を多くもつZHDは、ある程度保有しておきたい!でも、株価も軟調配当利回りも低い…(泣)

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PayPay 資本構成(持分比率)

 PayPayに限っては、現在はSBG・SBKK・ZHD各社が出資するSBGの子会社ですが、2022年度以降はSBKKとZHDの割合が高くなります。さらに、LINEPayとの統合によりZHDの保有割合が上がる可能性も…?

 ただ、今後も世帯主であるSBGの方針に左右される可能性を考えると、やはり上から順に投資資金を配分すべきかな~?って思ってしまいます。。

 長々と余談を書きましたが、今までどおりZHDもいくらか保有して応援していきます!!

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